定年後・田舎作って・コメ野菜

房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。穫れた作物は横浜の家の玄関先で販売、最近では配達もやってお客様に喜ばれている。

作物の収穫量(営農参考資料)

三重県の調査資料(http://www.pref.mie.jp/DATABOX/tokeisho/m-ruinen/m-026.xls)をみて、作物の収穫量の見当をつけてみることにした。元資料では穀類から果樹まで(幅広くしかもS36以降)網羅されているが、こちらで作る可能性のあるものをピックアップしてみた。なお、数値は1a(100㎡)あたりの収穫量(Kg)である。

  水稲       50Kg/a
  小麦       25
  馬鈴薯     160
  カボチャ    170
  すいか     140
  枝豆       70
  キャベツ     130
  白菜      350
  タマネギ    280
  ダイコン     350
  カブ       300
  にんじん    200
  ゴボウ     220
  里芋      100
  大豆       16
  小豆        8
  柿        100
  梅         35
  栗         15(岐阜県統計)
  
 やるかどうかは不明だが可能性のあるものとしてソバがあるが、これは確か10Kg/a程度と少ない。是非とも作りたい落花生は当調査対象となっていなかったが、多少楽観的な自身の見立てでは40Kg/a(莢入り)と推定している。数値は県内総収穫量を総作付け面積で割った数値であり、このままというわけにはいかないだろう。掲載はしなかったが、陸稲は水稲の約3分の1であり、水の心配は無用な代わりに収量としては少ない。草の心配は増えるはずだ。
 なお、トマト・キュウリなどの夏野菜類については、週末のみでは管理が行き届かないため、自家利用分を少量作ることにする。

今週末(3/7~8)の農(?)作業

週末2日のうち日曜日は狩猟免許受験でつぶれる。
3/20前後からのユンボレンタルを控え、作業準備のための測量を行う。
また、川からの揚水についても3/20以降の早い時期の稼働を目指す。

水源地関係
  取水口回り清掃
  周辺調査
  
ハーベスター整備
  エンジン始動テスト
  脱穀機部分撤去
  
田んぼ予定地高低測量
  1号畦レベル決定
  2-1、2-2号高低測量
  3号畦レベル決定
  
狩猟免許試験

揚水ポンプ関係
  動力線引き込み関係相談
  ポンプ・配管・配電盤等の配置検討

狩猟免許(ワナ)実技編

 講習の時に3回ほどワナを組み立てた。それで十分かどうかはわからないが、次の日曜日の本番までワナに触れる機会もないし、とりあえず頭の中だけは整理しておこう。

 試験で合法的なワナとして用意されるのは3種、箱ワナとくくりワナ、もう一つはイタチ用の筒ワナだ。その前に6種のワナが提示され、使って良い悪いを指摘することから始まる。だめなものは桟がついていないはこおとし、ストッパーなしのイタチ用筒ワナ、トラバサミの3種類。前の3種の中から1つを選んで架設するのだが、箱ワナは3分の制限以内は無理、筒ワナは本物ではないらしく、くくりワナを薦められる。
 そのくくりワナだが、こんなものである。

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 県の職員や猟友会のメンバーの前で、このワナを架設することが課題である。概ね手順を考えながらポイントを列記してみよう。
 
 ワナの本体は鉄板でできた円筒形の茶筒状のもので、これにすっぽりはまる蓋のようなものがセットになっている。土の中に埋める下部とストンと下に落ちる蓋をまず楊枝で止めることから始まる。蓋のはみ出している部分にワイヤーを回してセットし、獣が足でこれを踏むと楊枝が折れて蓋が下に落ちる。その瞬間バネが伸びて茶筒のふたに巻いてあったワイヤーが絞られ、足を確保するという仕掛けである。手順については自由という話だった。
 私の場合、まず茶筒状の物体を組み立てよう。

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       組み立てているのは猟友会の先生

 次にワイヤーのワナと反対の部分、周囲の樹木などにくくりつける端部を組もう。実践では役に立ちそうにない金具がついているが、ここではワッシャーを金具にくぐらせ、いざというときに抜けなくする事を求められている。

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 この辺でワナの駆動部分とでもいおうか、鋼線でできたバネを絞り、金具で止めておく。
 その次はワナ側のワイヤーだ、ここでは完全に絞りきらないように、指二本分を残して金具を止めるよう指示があった。完全に絞ると獲物が足を切って逃げるためだそうだ。
 それが終わるとワイヤーの反対側を杭にかける。この場合、公道と書かれたカーペットの切れ端にワナ全体がかからないことが求められる。
 次に、忘れそうだがワナのバネをを絞ってあった金具を外す。
 これで一応完了、名札をワナのそばに置き、完了しましたと発声する。だいたいこんなところだ。

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竹藪あれこれ

 内山と川の間にはちょっとした竹藪がある。大多喜町というところはタケノコの産地であることから、先々代さんが竹を植えたのだと思う。だが、手入れをしない竹藪は大変なことになる。たとえば、

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こんな感じである。竹をよけながら川に降りていったり、揚水ポンプ(朽ち果てている)のところに行ったりするわけだ。 このあたりはケモノの領分で、こんな遺留物もあったりする。

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 入植直後には竹を切ることにチャレンジしたが、これが意外に手こずるものだ。 このぐらい密集していると、切ってもすんなりは倒れてくれない。 倒れないだけならいいが、引っかかって切った根元が反動で撥ねたりするのである。 田んぼのお守りが忙しくなって竹藪には入っていないが、そろそろタケノコ探しをしないとケモノ連中に盗られてしまう危険性もある。というか、おそらく敵わないんじゃないかと思いつつ、取りに行ってみよう。ちなみに、私はタケノコも嫌いなんだ。


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コンセントの謎

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 この家にきてから不思議に思っていたことがあった。それは梁の上にあるコンセントだ。おまけにコンセントにつながるケーブルは最寄りの壁を貫通しており、その反対側は梁の上をたどって反対側のやはり梁の上にあるコンセントにつながっている。そしてそのコンセントから出たケーブルは、壁を貫通して隣の部屋につながり、同じような位置にあるコンセントに接続されている。
 くどくど書いたが、要は電気の配線は後からつけたような感じだったのだ。別の書込みで、ご近所から電気がつながったのが昭和36年からだったと聞き、ようやく昭和27年築のこの家の配線とコンセントの謎が解けたのであった。

 しかし、この位置にあるコンセントは異常に使いにくい。結局テーブルタップをつないで床に転がった状態にして、そこかに器具をつなぎ込んでいる。 RookieFarmer は、これまでの生活の特色から異常な数ののテーブルタップを所有しており、大多喜にも相当数持ち込んだが、それがこんなに役に立つとは思わなかった。

揚水計画

 断片的には書いたはずだが、田んぼをやるには今きている山の水では足りない。近々復活するはずの浅井戸を加えても無理だと思っている。内山の向こうを流れる養老渓谷源流の水をポンプで揚げる必要がある。
 その川は、田んぼのレベルからは10m+α下を流れており、水量的には十分と思われるが高さと必要水量の関係でかなり強力な機械がいるだろう。農機具屋さんや近所の大先輩の話から推測すると2キロワット級程度が必要とみられる。動力線は引くのだが、当然制御用の盤がBOXが要る。また、基本は週末しかいないし、間断湛水だから本当は一週間の日時でコントロールできるようなタイマーがあるといい。
 配管だが、垂直距離で10m以上、さらに1号田んぼまでは横方向の離れもあり、30m程度は引いてくる必要があるだろう。
 あとは、山の水・井戸水を含め、どういう配水計画とするか、これも考えて圃場整備計画に織り込まなければ。

沢水の取水方法

 当分の間、会所の家に行って最初にやることは取水口のメンテナンスとなりそうだ。ただ、点検に行くだけならいいが、毎度底サライをしたり取水口のかごを突っついたりするんじゃかなわない。何しろこっちはひびあかぎれ持ちだから。

 ということで少し知恵を絞ってみよう。これまでの対応を振り返ると、問題対処型だった。出てこない水を出す、細った水を太くする。もう少し全体を眺める必要がある。原点から組み立てることも必要だ。

 たとえば堰の場所がそこでいいのか?先々代さんは、まっすぐ降りてくる比較的大きな沢と、横から降りてくる小さな沢の交点に堰を作ったが、他のところに適地がないだろうか? 堰の本体は、少し水面が上昇するとどんどん漏れるが、堰の作り替えは必要ないだろうか? 籠を被せた取水口は樹皮や泥ですぐ詰まるが、他の仕組みはないだろうか? こんな疑問がどんどんでてくる。あともう一つ、家までの配管を見直す必要はないだろうか? これまでは出てくるだけで嬉しく、その適否までは判断していないが、ある時急に詰まったりしないだろうか。

 そんな疑問を解消するために、少し上流も含めて調査をしてみよう。水奉行さん、お願いしますよ。今のうち、今のうち、あと2ヶ月もするとアイツ等がやってくる、山蛭だ。

手の荒れ更に進行中

 「手荒れ進行中」で書いたが、その時は右の人差し指に小さなアカギレができた程度だった。が、状況はどんどん悪化している。ついにほとんどの指先に何等かの傷ができ、ちょっとした作業にも痛むようになってきている。この前の日曜日には、門柵のかんぬきを閉めるときに爪の脇をザックリやったこともあり、傷だらけである。今度から革手袋の下に手術用のような薄い手袋をはめることにした。

農事用電力

 揚水ポンプには200Vの動力線を使用する予定だが、東電との契約には「農事用」というものがあるようだ。これは、灌漑用と収穫時期の作業用とあるらしいが、利用期間を決めると基本料金はその期間のみとなり、従量料金の単価も通常より安く設定されているらしい。常時湛水ではなく干したり入れたりを繰り返す予定だが、どのくらいの水が必要になるかについて今時点では見当がつかない。まあ、田んぼづくりの時になるべくきちんと箱づくりをして、漏れない田んぼを作っておきたい。ちなみに、先々代さんの時は水保ちが悪く、高い米についたらしい。

田んぼの整備(機械化検討)

 3/20からの3連休から月末にかけて、ミニユンボをレンタルする方向で検討している。「田んぼの痕跡」でも触れたし、今回アップした敷地の大雑把な断面でも見当がつくように、土を押すだけでは田んぼ用の均しは完了しない。どうしても下の田んぼから土を揚げる作業が必要となってくる。まあ、初めてということもあるし、比較的小型(1t程度)の機械を借りてみる。
 
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 水平方向のスケールはともかく、縦のスケールは誇張してあり正しいものではないが、大体このような断面が70~80m連続しており、一体全体何日で終わるかわからないが、10日ぐらいは借りて仕事もその間は休むという方向でこれから調整する。
 
 ということになると、次とその次の週末はあまりのんびりしていられない。3/8は狩猟免許試験の予定であり、実質3日しかないからだ。またオートレベルを持ち出して、少なくとも畦の高さを決めて水糸を張っておく程度はやっておきたい。粗均し後は水を張って耕耘機を入れて代掻きを行う手順になるため、今月中には動力線とポンプの手配も済ませる必要がある。これについても業者さんとの調整に入っておこう。
 
 
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