父親の出身地は兵庫県の山間部、小中学校時代の夏休みは姫路からバスで2時間ほど(当時)入った町にほとんど毎年出かけていった。その町に住んでいた少し年上の叔父が毎日田舎での遊びを教えてくれた。それは、夏休みの定番であるセミ取りから始まり、近くの川で泳いだり、夜から朝にかけて仕掛けを沈め、ウナギや川魚を捕ったり、そのメニューは都会育ちの少年にとって実にエキサイティングで飽きないものだった。

今回買うことにした田舎家は、その忠実な縮小版といってもいいだろう。山も川もあるし、当時はあぜ道を通るに留まっていた田畑も自分自身でやるのだから、関わり方は当時とは比べものにはならない。

そういった田舎というものに触れることがなかった子供や孫たちに、そういう体験をさせたいということも今回の底流には流れているんだと思う。