ススキの原になっている隣の休耕田をのぞくと、縦横に踏みならされた道が走っている。おそらく鹿の散策路に違いない。縦横といったが、こちらの敷地に向かう道もあって、そこは柵が壊れていたり隙間ができていたりするところになっている。結果的に、当方の敷地内にはこんな残留物も残っている。そろそろジャガイモを植える時期が近づいてきたし、納屋の奥に残されていた「鉄条網(有刺鉄線)」の巻きを持ち出して柵の補修をしてみた。
 鉄条網を自分で取り扱った記憶はないが、これほどやっかいなものはない。まずほどくのが大変だ。棘同士が絡まって線を出せないことがある。長さを測ろうと思っても巻いてあった線はコイル状になっており、伸ばそうと思って引っ張ったりすると手痛いしっぺ返しを食う危険性がある。
 皮手袋というのは大体便利なものだが、鉄条網の取り扱いについてはひときわ役に立つ。と思いながらせっせと柵に鉄条網を張る作業をやってみた。近所の先生の意見では、一度鹿の道ができてしまうとどんなことをやっても通行権を確保しようとするらしいが、どうだろう。次回の楽しみの一つである。


鹿道1

破れかけた柵の向こうには

鹿道2

奴らの散歩道がある

苦労して張った鉄条網

鉄条網