講習の時に3回ほどワナを組み立てた。それで十分かどうかはわからないが、次の日曜日の本番までワナに触れる機会もないし、とりあえず頭の中だけは整理しておこう。

 試験で合法的なワナとして用意されるのは3種、箱ワナとくくりワナ、もう一つはイタチ用の筒ワナだ。その前に6種のワナが提示され、使って良い悪いを指摘することから始まる。だめなものは桟がついていないはこおとし、ストッパーなしのイタチ用筒ワナ、トラバサミの3種類。前の3種の中から1つを選んで架設するのだが、箱ワナは3分の制限以内は無理、筒ワナは本物ではないらしく、くくりワナを薦められる。
 そのくくりワナだが、こんなものである。

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 県の職員や猟友会のメンバーの前で、このワナを架設することが課題である。概ね手順を考えながらポイントを列記してみよう。
 
 ワナの本体は鉄板でできた円筒形の茶筒状のもので、これにすっぽりはまる蓋のようなものがセットになっている。土の中に埋める下部とストンと下に落ちる蓋をまず楊枝で止めることから始まる。蓋のはみ出している部分にワイヤーを回してセットし、獣が足でこれを踏むと楊枝が折れて蓋が下に落ちる。その瞬間バネが伸びて茶筒のふたに巻いてあったワイヤーが絞られ、足を確保するという仕掛けである。手順については自由という話だった。
 私の場合、まず茶筒状の物体を組み立てよう。

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       組み立てているのは猟友会の先生

 次にワイヤーのワナと反対の部分、周囲の樹木などにくくりつける端部を組もう。実践では役に立ちそうにない金具がついているが、ここではワッシャーを金具にくぐらせ、いざというときに抜けなくする事を求められている。

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 この辺でワナの駆動部分とでもいおうか、鋼線でできたバネを絞り、金具で止めておく。
 その次はワナ側のワイヤーだ、ここでは完全に絞りきらないように、指二本分を残して金具を止めるよう指示があった。完全に絞ると獲物が足を切って逃げるためだそうだ。
 それが終わるとワイヤーの反対側を杭にかける。この場合、公道と書かれたカーペットの切れ端にワナ全体がかからないことが求められる。
 次に、忘れそうだがワナのバネをを絞ってあった金具を外す。
 これで一応完了、名札をワナのそばに置き、完了しましたと発声する。だいたいこんなところだ。

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