昨夜もパワーショベルに乗っていた。「こぼすな」「ぶつけるな」という現場監督の罵声を常に受けており、体が自然に動くところまでにはかなり道が遠い。
 そういえば、昔からいろいろなシミュレーションソフトにふれたことがある。ポピュラーなところでは航空機のそれだ。マイクロソフトが出していたショックが伝わってくる操縦桿型のアダプタも買ってみたが、結局あまりじっくりやることもなく、ソフトを買うとそれで終わりという感じだった。ソフトマニアというところだ。

 今回の「パワーショベルに乗ろう」もそうだが、体で感じる情報が実物に比べると少なくて、ちょっといらいらするところがある。音や視界も限られるし、振動や傾きなど体に伝わる情報がない。と、文句を言っても仕方ない。とにかく左右のレバーでアームとバケットを自由に操れるようになることがあと1週間のミッションだ。
 最初に接したシミュレーションソフトが何だったかというと、HPのプログラム電卓のデモソフトだった「宇宙船着陸ゲーム」であった。月の表面に着陸中の宇宙船に乗って逆噴射のタイミングや強さを入力するだけという単純なモノだったが、乱数によって混乱要因が発生したりする仕組みがプログラムによってわかるし、それがおもしろくて後年プログラムを自分で作るというような行動の出発点になった。
 もう一つ印象的なソフトは、マックマニアのお医者さんが作ったらしいヨットのシミュレーションゲームだ。三浦半島を出て石廊岬を回り西伊豆のどこかに到着することを目指すというモノ。全く素っ気なくグラフィカルな表示は全くなくて、時折風の向きや強さが変わったり、どこかの灯台が見えるといった文字情報が表示される。それをみながら進む方向などを決めて入力するだけ。ゆったりと時間が流れる不思議なソフトで、ああマック(当時はアップルと呼んだ)の人は発想が違うと思わされたソフトだった。