この間までトヨタのセールスマンが勘定奉行に密着してプリウスを売り込んでいた。確かにインサイトをにらんだ価格設定と補助金や優遇措置を考えると、イニシャルが200万円強、毎年毎回の税金などもかなり安い。ということで、購入に踏み切る直前までいったが、思い直した。
 今乗っているフィールダーという車は、カローラベースの大衆車だが、荷物の収容量については本当に侮れない。これまでの週末拠点(三浦)から会所に移るときも、引っ越し屋のトラックのカバーしづらい部分をよく補ったという記憶はあったが、農的生活を始めてからはその収容能力の世話になることはかなり多い。定番の経トラックは、堆肥やイノシシを運んだり、害獣防止柵の材料を運んだりするのにいるかもしれないが、4mの塩ビパイプを運ぶという芸当は実は軽トラでも難しい(違法)。
 
 2月以降、週末は会所と横浜の往復に限定されている。月に5往復とすると月に1000キロになる。現在のガソリン単価と燃費だと10円/キロくらいだ。もしプリウスなら3分の1ですむとしたら、月に7000~8000円の差が発生する。年に10万円だ。自動車税重量税の差は3万/年くらいじゃないかと思う。買い換えに必要な200万を何年で償却できるかというと、15年ぐらいは必要になりそうだ。
 まあ、10万キロを踏破したフィールダーがどの程度壊れるかという不確定要素はあるが、このままで軽トラを買い足すのが現実的に思える。これまで20台以上乗り継いだ経験からいえば、あるとき突然買うという衝動に駆られるというのが現実ではあるが。