西武百貨店や丸井のある一角にあったはずの大盛堂がなくなっていた。渋谷の代表的な本屋だったのだが、いったいどうなってしまったんだろう、という浦島太郎気分で渋谷を歩いていたら、変わった人を見かけた。

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 頭に日本軍と書かれたヘルメット、半ズボン、背中には「豊」と買いてあるリュックサック、思わずデジカメに記録したが、結構早足で前には回りこめなかった。
 あとで「渋谷」「変なおじさん」などのキーワードで適当にgoogleしてみるといくつもヒットする。着ているものがサッカーの日本チームのユニフォームであることから「サッカーおじさん」と呼ばれていることが判明した。そして、日常的に渋谷を中心にその印象深い姿で歩き回っていることもわかった。どうやら写真を撮られることは嫌いらしい。
 そんなことで掲載についてはちょっと考えたが、後ろ姿なら街の景色の一部だろうと自分で解釈して載せることにした。横顔が映る信号待ちの時の写真はやめておこう。

 渋谷には「サッカーおじさん」を見に行ったわけではない。できてからずいぶん経ってしまった副都心線を見に行ったのだった。とくに渋谷駅は著名なアーキテクトの設計で、端正なたたずまいや大きなタマゴ状の構築物が特徴的だが、どうも渋谷の雑然とした様子からは浮き上がっている感じである。逆に「サッカーおじさん」の方が街にとけ込んでいるようだったりする。東急文化会館が復活したり、東横線が副都心線に乗り入れたり、駅周辺の再整備がすむとシームレスにつながるのだろうか。


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         地中船の一部
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         周りは雑然

 渋谷という街には縁が深かった。小学校の後半と高校時代を過ごした家が渋谷からバスで15分ほどのところにあり、街に出かけるというと渋谷だった。高校も渋谷圏だったし、時々だったが大学に通うのに大盛堂前から出るトロリーバスを使ったこともある。さすがに時間の流れは色々なものを変えてしまうものだ。


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      建築学科学生風のグループ