ネットサーフィン(古い)をしていたら、水文学の先生(農学博士)のHPに行き着いた。農業土木の一分野として水利学などの研究をされているようだ。

 その中にmemoというご自身の覚え書きといった内容のページがあり、その中の一つに標題のようなことが書いてあった。日が陰ってくると、暖かかった盆地の空気は上昇し、代わりに周囲の斜面から冷やされた冷気が落ちてきて溜まるという仕組みの説明だった。会所農場のロケーションはまさにこれに当てはまる。昼間どんなに暑くても、夕方からはぐっと涼しくなるが、それを如実に説明するものだった。農場の周りの山は森林で、水源地などは昼なお暗くてひんやりしているが、そういった雰囲気が押し寄せるのだと理解できた。
 このmemoには、水に関するいろいろな項目が収録されているが、農業が検討のベースにあるため参考になりそうなものが並んでいる。私はどちらかというと理屈からはいる方だから、とてもうれしい。これからじっくり読んでみるつもり。