「田んぼの生き物」で Google検索すると、凄い勢いでHPが並ぶ。まるで稲を育てるのではなく生き物を育てるのが目的じゃないかと思うくらいだ。イネは人間が育てるのではなく、田んぼの生き物が育てるんだという位に極端な意見もある。
 確かに、実際に田んぼが活動を始めると、肝心のイネ自体はゆっくり気味のところもあるが、まずカエルやオタマジャクシ、色々な虫たち、歓迎はしたくないが田んぼの中の草、畦の植物などが押し寄せてくる。という感じで賑やかになっているのは事実である。ただ、入ってくる水は山の絞り水を集めた沢水が長いパイプを経由して入ってくるのと、川からポンプで揚げる水だけだから、魚などの入り込む手段がなく、待ち望んでいるカブトエビなども自然発生の様子はまだないのが残念なところだ。
 経験のない人間としては今の延長でイネがうまくいくのかどうか、皆目見当がつかないのだが、生き物がすくすく育てばイネも健康に育つということで安心させるしかないというのが実のところだ。それにしても、今になっていろいろな生き物などに関心を持つようになるとは思わなかった。