現在の取水堰と取水口の断面は次の図のようになっている。
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 取水堰本体の内側(図の右側)には長靴がすっぽり潜るくらいの泥が堆積し、本来は水底より上にあったはずの取水口が底のレベルになっており、そのことで泥が詰まりやすくなっている。また、取水口を囲って異物の混入を防ぐ役目の篭も、底に近くなっていることや、そもそも溜まり水の懐が狭くなっていることから落ち葉などで目詰まりを起こしやすくなっている。最近の障害の主原因は後者である。
 ちょっと上流にある砂防堰も土砂が一杯で何も機能していない。どう考えても両方の堆積土砂を取り除く必要がある。加えて、篭に直接落ち葉などが行かないようなネットなどを張ることも必要だと思う。土曜日の夕方、水奉行と見に行って応急対策をしようとしたが、それほど易しくはないためほとんど何もせずに引き上げた。日曜の夕方まで沢水は好調だったが、もうちょっと根本的に手を入れないと長くは続かない気がする。
 
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溜まり水だけでなく、取水口周りの篭もフトコロがない。取水口(パイプの先端)は篭の奥。まだこの篭も取ったことがない。

ついでに、沢と取水堰。中央の少し下、斜めの倒木のあたりが堰本体。左下からパイプが入っている。沢は右手奥より流れている。この時は開通前、長い間放置された状態だったから、水は全て堰を越えて下流に流れていた。
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