雨の効果と共に考えなければならないのが沢水の量だ。雨が降ったあとそれなりの水が沢に流れ込んでいれば、パイプの最大容量である4立米/毎時=96立米/日が望める。調べたところでは、4月25日に80㎜というかなりの雨が降った後約1週間にわたりそのレベルの量が出ていた。一方、1週間以上まとまった雨が降らなかった5/25には26立米/日という記録もある。沢水についてはこの26立米と96立米の範囲で増減があるととりあえずは考えておこう。
 次に一般的な田んぼの吸水量を調べてみる。イネの吸水量と田んぼの蒸散量の合計は3~8㎜/日、地盤への吸収は15㎜/日らしいから、1500㎡の田んぼの1日当たり吸水量は35立米となる。沢水の量が最大ならばかなりあまるということになるが、それで安心していいというわけではない。地盤への吸収量は田んぼごとに大きく違うらしいが、当方の田んぼの場合、1日の吸水量がもっと多いではないかと思われるデータがある。

各田んぼの推定吸水量/日     4/30     6/07
    1号田んぼ(約312㎡)   21.6立米   30.0立米
    2号田んぼ(約232㎡)   17.2立米   17.3立米
    3号田んぼ(約319㎡)   15.8立米    4.3立米
    4号田んぼ(約663㎡)     不明       不明
これらは、それぞれの田んぼの出入りを調べて計算したもの。4号の出口は計測不能のため(水が足りて出ることも少ない)不明としてある。3号までの合計は52~55立米、面積計が863㎡だから、一般的な田んぼの吸水量18~23㎜/日という数字は、当田んぼの場合、約3倍の60㎜/日となる。これは4号までを含めた全体で約90立米/日である。
 以上のことから考えると、沢水が最大量に近いときならば4号まで十分な水が回るが、雨が降らずミニマムに近付くと1号と2号程度しかまかなえないということになる。これは、先週土曜日の状態そのものである。今の旧式ポンプでいいか、もうちょっと能力の高いポンプが必要かどうかは、このあたりの数字を睨んで決めなければならないが、これでみると能力もさることながら、週末のみの稼働では問題である。当初の目論見通り平日もタイマーによりポンプを動かすことが必要になりそうだ。