当初のポンプに対する要求条件の中に、週間タイマーによる自動運転というものがあった。ポンプの関係についてはご近所さんの助言もあって農協に頼んだのだが、担当者が今ついているポンプは使用できるのでモーターの交換のみで使えるようになると判断し、こちらの費用を押さえたいという要望と合致し、それで依頼した。しかし、自動運転をさせるという条件が正確に伝わらず、あとになって呼び水が必要とか、フートバルブが不調とか、能力的に不足しているという状況が判明してきたが、あとで言っても仕方がない部分がある。今の課題は、このポンプで行くかそれとも自動運転も可能で能力的にも勝る(揚水量が多い)ポンプに入れ替えるかの判断である。
 さて今のポンプだが、おおむね調子がいいときの沢水レベルの揚水量である。時間4立米だから96立米/日である。前の推定では、1日の吸収量は90立米とみていたから、ポンプを24時間稼働とすれば、沢水なしでもいい計算となる。この場合の電力料金を計算してみると約500円/日、月1万5000円だ。灌漑期間を4ヶ月とすると6万円。今の目論見では720キロの米がとれるとみているから83円/キロという計算になる。売るとは決まっていないが1キロ400円と想定すると、うち2割は水を揚げる電気代ということになる。結局、今のポンプでも米を作るための量は確保できるが、コストや省資源的見地からは???という感じである。道楽のようなものだから良いというわけにも行かない。
 では、日曜日の段階でその時点の不足量と天気予報から稼働期間を決め、タイマーの切る方の機能を使うという考え方がある。今のポンプは、動かすときに人間の手が必要となり、切るのは勝手というものだからである。この場合だと、沢水が概ね50立米平均と考えれば、川水は40立米となり、週に280立米分を揚げればよいことになる。3日間である。そうすると、1キロ当たりでは80円の4割、つまり30円強が電気代となる。このくらいが限度かなと言うところだ。
 ということで、頭の中はかなり整理できた。どうやらこれは、いったい米がちゃんととれるのか、来年以降も4枚の田んぼを続けるか、とれた米はどうするのかといった問題を併せて考える必要がありそうだ。水中ポンプという効率が良くタイマー制御も可能なものではおそらく工賃込みで15万円から20万円はかかるはずだ。手頃な中古の機械が見つかっても、その3分の1以上はかかると思う。今シーズンはすでにモーター交換費用を投資しており、それも償却した来シーズンの投資として考えることにしよう、今のところ。