内輪ネタですみません。「水奉行並びに関係者に申し送るマニュアル」(注)写真で補足予定

 沢水を引いてくるパイプは、先々代さんが設置したものだ。敷地外となる水源地の沢は町道を百数十mほど上がったところにあり、向かいの山から下りてきている。沢からの半分位は道路脇向こう側を露出で走り(40ミリVU塩ビ管)、途中から埋設されてどこかで町道の下を横断し家側を埋設のまま走り、最後は黒パイプになって出てくる。途中の埋設部分がどこを通っているかまだ判明していない。また、水源地で取水口周りを清掃したりすると結構あっけなく詰まり、かなり焦ったことがある。ちょっとした泥水だから平気だろうと油断してはいけない。何かやるときは必ず水源地の堰の下にある接続部を切り離して放流状態にしてやるようにしている。堰側から下流向きになり、左側の縦ドイを軽く左側にたたけば外れるような仕掛けにしてある。
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 塩ビ管から黒パイプへの接続部の断面が小さくなっているところが最も弱点となっており、もし詰まった場合はそこだろうと思われる。田んぼと屋敷を仕切っているネット柵の一番道路側、下の畑側にため池からのパイプが走っていて、崖をかけ上がった道路に一番近いあたりにつなぎ目がある。上から来る黒パイプを下からの塩ビパイプがサヤのように受けているが、この塩ビパイプを手前に引っ張ると黒パイプの端部が出てくる。田んぼとの境の柵に10数mのワイヤーが丸めてかけてあるが、それの「の」の字に曲げてある側を突っ込み、復旧する。こちらからは10m程度しか入らず、その先はパイプが曲がっていると思われる。10m以内の作業で回復しなければ、どう走っているかわからない埋設部分に障害が起きている可能性があり、大変な事態になる。

という具合に詰まった場合の対策はかなり厄介なので、底さらいなど堰関係をいじるときには堰下の継手を解放することと、終了後ある程度水が澄んでからつなぎ直すことを励行する必要がある。