なんだい、いいことばかりじゃないか。自分の買ったものを自慢しているだけじゃないか、といわれそうなので、今度は悪いところ。

 農場のある場所「会所」は、ある意味では人間の住むエリアから一歩自然界に踏み込んだようなところかもしれない。日々の農作業の時はブヨや山蛭とつきあわねばならない。ブヨは清流の副産物だし、蛭は鹿が持ち込む。私自身は、蛭にはすっかり慣れたし、ブヨにはつきまとわれないが、他の奉行たちはそれぞれ手を焼いているかもしれない。まあ、害虫はちょっと厄介な要素である。

 害獣とはすでに臨戦態勢にある。イネの苗や大豆の芽を食われたり、今のところは鹿の食害が先行しているが、イノシシも猿も身近にいて我が物顔である。対策を講じながら作物を作っているが、農業という面からはなかなか侮れない敵である。

 ただ考え方によっては、彼らと対峙するのはなかなかに面白いゲームでもある。防御ネットを張り巡らせ、スリングショット(いわゆるパチンコ)やロケット花火を用意しているし、最終手段としては狩猟免許取得済みだし、もうすっかりそのゲームにはまっているといわれても、即座に否定はできない。
 実は、この前ホームセンターに行き、13ミリの塩ビ管を買ってきた。ロケット花火発射装置を作るのである。また、6ミリ径のBB弾を発射できるエアガンもそろそろ送られてくる。農作業の時・見回りの時、手が何本いるのだろう。