普段はこういう嗜好品にあまり関心を払わない勘定奉行が、野良仕事のあとなどは無性に食べたくなるらしい、アイスクリーム。一番近い商店まで20分以上かかるという農場では、アイスクリームはそう簡単ではない。ちょっと行けばコンビニなどがあって、好きなものを選んで買えるなどということとは無縁なところなのである。アイスキャンデーのようなものならともかく、空気を練り込んだ「爽」のようなタイプだったりすると、結構溶けるのは早い。
 そんなことと関係があるのかないのかは不明だが、鴨川あたりのスーパーでは小型の発泡スチロールのケースがショーケースの上などにたくさん並べてあり、値段も百円/個。この手のものは百円ショップでは百円ではなくなりつつあるので(文章的には変だが事実)、まあ気軽に買える。これにアイスをいれドライアイスをもらって詰め込み、あわてて帰る。これで何とかアイスも食べられるというものだ。そういえば昔、アイスクリームメーカーなんていう電気製品もあって、あんまり役には立たないだろうと思ったこともあったが、もしかすると今のような状況では役に立つかもしれない。研究課題である。