まだ生きているものには遭遇していないが、マムシは当然のようにいるらしく、
時折隣の先生からも注意がある。そんんことから、大抵のことには動じない勘定奉行も
草むらには警戒心を持っているらしい。
北側の隣家との間の柵は敷地境界とはちょっとずれていて、柵の向こう側にも
当方の敷地があるのだが、じつはこのエリア、春先にはワラビの群生地となり、
これからはミョウガが出る場所となる。
ミョウガは、椎茸奉行の大好物だし、糠に漬けると美味ということもあるし、何より
直売所では好評を博しそうな有望商品だが、勘定奉行はどうも躊躇している。
仕方がないので、田んぼの草取りの合間にミョウガ探しをやることにした。
確かにそのあたりはススキや茅、ワラビなどが胸まで密生しており、地面近くの
ミョウガを探すだけでも大変そうだが、マムシ用の武器を持ってやってみるか。
マムシ用の武器として考えているのは、鋤簾という道具だ。鍬に似たものだが
ちょっと違う。田んぼの畦を作るときの道具で、本来の用途で使うときに紹介しよう。