以前紹介したロケット花火発射装置の続きである。13ミリの塩ビ管については発射時の熱などが気がかりだったが、今のところ問題はない。ただ、導火線が一つのネックになる。先端に引っかかって花火全体が奥に入っていかないことがある。なるべく皮手袋をはめて使うようにはしているが、有事(?)には間に合わないこともある。それに、ある程度奥に入らないとパイプを使うメリット(精度、距離)を発揮できない。
こうしたことから、前回のものについては先端に異径ソケットをつけて、出っ張ることになる導火線を巻き込んで奥に入るよう改造した。

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  写真下側は改良型、上は4連装の新型発射装置

その後、ほかに連発式も作っており、今はこちらを持ち歩くことが多い。それは、適当な長さのVP管を板に貼り付け、それぞれ先端から10cm程度の切れ込みを入れ、導火線を外に出せるようにしたものだ。花火本体を奥まで入れられるため、精度も向上するし火が後ろに漏れることも防げるため、かなり使いやすい道具になりつつある。今のところ4連装だが、板の裏側にあと4本追加して8連装にすればバラの花火を別に持ち歩く必要もなくなるのではないかと思う。管の間には「配管用パテ」を埋めて適当な間隔を確保している。片面でこのパテを使いきったので、4本増設は先送りの状態だ。
これの主用途はサルだが、別項の通りサルの気配も間近に迫っているにも関わらず、このところ効果的に使えるチャンスがなく残念である。盛夏になって蛭が減ってきたら涼しい竹藪にこもって時々やってくるらしいサルたちを撃退することも考えにとカボチャが危ない。