以前から気になっていた前の山に上ってみた。道路の反対側から山は始まっているが、そのあたりは民地であり、モミの郷会所(分校跡)のあたりから国有林の中を縫う道を上っていった。道路は舗装の上にきちんと整備されており、おおむね木陰で涼しくてなかなかよい散歩道である。本当の目的は上から当家の田んぼや耕地を眺めてみたいというところにあったんだが、上った道は違う方向に向かっており、結果的に尾根の向こう、つまりもっと南の勝浦市側に出てしまい、本来の目的はかなわなかった。
 モミの郷にあった簡単な案内図によれば、太平洋や富士山も見えるということだったが、さすがに真夏の熱に炙られた空気はそこまでの視界を提供してはくれなかった。毎朝散歩をしているご近所さんたちはおそらくこの道をたどっていると思うのだが、ほかには利用者もいないんじゃないかと思うほど、静かな道である。季節によってはギンナンやタラの芽なども結構採れるんじゃないかと、ついついそんな考えも浮上する。
 山道の途中から引き返してきたが、先や分かれ道の向こうには勝浦ダムや麻綿原への山道が続いている。とても都会では味わえない自然にくるまれて歩く道である。

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