田植えと稲刈りのシーズンは、農機具屋さんたちは大わらわらしい。それはそうだろう、あっちこっちでうまく動かない機械や予想外の事態が発生するだろうし、どこでも兼業の仕事の休みに片付けるといった状況だし、天気が変わらぬうちにという感じだろうから、休みもなしで飛び回るんだろう。そんな状況の中で、パイプの修理をやったとの連絡が入った。もともと向こうにお願いした仕事の手直しとはいえ、ありがたい。
 
 今回のパイプ継手が外れた状況を考えても、やはり水理学的な素養は必要だとあらためて思いはじめた。そういえばそんなことは前にも感じたことがあるぞと検索すると、4月頃の「配水計画検討中」にまとめてあった。この頃はユンボを借りてやっていた田んぼの造成が一段落した時期で、田んぼ間を結ぶ用水の配管を検討していたときだった。実はここでの決定に問題があり、結果的に3号の畦が決壊するという事態になってしまったことは以前からの読者の方なら覚えておられるかもしれない。このあたりについては「畦崩壊の原因を調べる」のように分析して現在は手段を講じているから一応対策済だが、川からの用水経路配管については依然として問題は潜んでいそうだと感じている。
 塩ビパイプの継手は、接着剤を利用することにより一体になるように設計してあるというようなことを読んだたことがあるが、今回はそれを簡単に引っぱがしてしまうほどの圧力がかかったようだ。確かに高低差20m以上の75㎜ライト菅に充填された水が逆流するときの圧力は大変なもののはずだ。たまたま見ていたが、継手が外れて噴き出した水の勢いは、防災訓練の時に見た消防用ポンプの出力を軽く上回っている感じだった。管径が75ミリから65ミリ、更に50ミリと急激に小さくなるなかで、かなりの高圧になったことが高圧→継ぎ手はがれの原因だろう。
 ちょっと前に、崖上の揚水配管が割れたこともあったが、これは最高地点より田んぼ側の配管が垂れ下がっていて水が抜けないところへ水が下がるときの強烈な負圧が働き、それが繰り返されたためにライト管という比較的薄い管が耐えきれずに割れてしまったのだった。その延長で考えると、どこかで少なくともVU管に換え径もなるべく揃えるような改良も必要になる可能性がある。また、沢水経路の配管も今のままでは具合が悪い。それにつけても、水の流れについての常識は必要だ。
 以前ちょっと触れたこともあるが、農業という立場から水理学などを解く学問=水文学というものが勉強の対象としては適当という気がする。ということで、こんなHP[BONO's page]に一度注目したことがあった。やっぱり少し勉強してみるか。