横浜の本拠地で開いている直売所はおかげさまでかなり好評である。しかし、そのご要望に応えられる「もの」自体が少なく、開けて30分で完売というような状態が続いている。開店前にピンポーンと催促されることもあるようで、担当の勘定奉行兼畑奉行もうれしい悲鳴を上げている状況だ。
 今頃の品物不足は、キュウリ・ナスなどの夏野菜は週末ごとの収穫では商品として扱えないものが増えて無理ではないかと判断し、作付け量を最低限にしたところにあったが、いま穫れている遅めに植えた地這いキュウリの状況を見る限りそんなこともなく、来年は夏野菜もメインメニューに加えなければと考えている。
 さてこれから先の予定だが、少しまとまった量が出てくるものとしてはサツマイモがある。といっても160キロを収穫したジャガイモほどではないだろう。あとは落花生だが、シカの食害で期待の3分の1程度になってしまっている。米は、これも期待をかなり下回る収穫となりそうで、来年への反省事項は少なくない。まあ、頭で考えるほど農業は甘くないということだ。
 といった状況なので、葉ものを急遽できるだけ植えることを検討中。特にチンゲンサイなどは2ヶ月弱で収穫することも可能。ほかにほうれん草やレタス、白菜といったところか。大根やカブも12月頃出せると思うので、今週末から5連休にかけての植え付けを考えている。
 あとはオフの田んぼからの収穫である。一応2枚は冬も水を張るが、残りの2枚は水を落として何かを植える予定。時期から考えてブロッコリーとか葉菜類くらいだろうかと思案中。水のところでも書いたが、3枚に減らして周年畑とする方がいいという意見もあるが、私としてはせっかくゼロから田んぼを作ったし設備投資も進めたし、来年はもち米も増やしてがんばりたい気持ちがあるから、シーズンオフの有効活用を成功させたいところだ。