当家の田んぼでは南北問題が発生していた。1~3号の田んぼでは南半分の稲が北半分に比べて元気がないのである。もう一つの育ちがばらつく現象は1号と2号の水口そばの稲の発育不良で、これは沢水の水温が低いと原因ははっきりしていたが、南北問題はちょっと理由がわからなかった。緩やかな北斜面だから、日当たりだろうかなどと考えていたところだった。

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 先ほど、東京駅の地下ホームで横須賀線の始発を待つ長い待ち時間にこのことを考えていて、もしかしたらと思い当たることがあった。田んぼのエリアは南から北に向かう斜面だったので、南側を削って北側に盛るという基本的な作り方をしている。このため、南側はユンボのバケットや排土板で土を削っている。当然、それまで生えていた草を含めて削って北側に盛ったのだった。だから南側では昔の耕盤である粘土まで出てきたところもある。それ故永く地下にあって養分がほとんどない土が田んぼの底になっているのではないだろうか。その後耕耘したり代掻きもしたから少しは混ざったかもしれないが、そんなわけで南側の養分がより少なかったのだろう。

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 1号田んぼの西側はもっとも元気がない。それほどひどかったとは思えない先日の台風の風でかなり倒れてしまったが、実はこの付近もレベルが相当高くてせっせと削ったエリアだった。これだけではちょっと説明力が弱いかも知れないが、実はもう一つ確かに見える証拠がある。4号田んぼは昔とあまりレベル的な変化がなく、今回の造成でもあまり土の移動は多くなかった。ここの作柄は1~3号に比べてかなり良さそうなのである。漠然と田植機で植えたからと考えていたが、実際は土を削っていなかったところにあるんじゃないかと思う。そういえば、そのあたりにはススキがかなり生えており、土に鋤込んだような記憶もある。
 ということで、来年に向けては堆肥や稲わらなどを秋から撒いておき、地力をつけておくことが必要だ。それと冷水対策だが、これはまた別項で検討しよう。