私の意識の中で、どうも4号田んぼについては存在感が薄い嫌いがある。3号と4号の間のメイン通路を通るときも、3号から上を見上げながら歩いてばかりで、反対側の4号をじっくり見ることが極端に少ない。この原因はどうやら田植えの時にあるようだ。1号から3号までは1本ずつ手で植えたが、4号については田植機であっという間に植えたのだが、苗に問題があったこともあって不揃いの隙間だらけだったから、どうも意識の中に4号を遠ざけたいという意識が芽生えたのだろう。
 ただ、実態をみるとそうした意識とは反対の結果になりそうな状況がうかがわれる。普通の田んぼのように高密度に稲が生えているから、この間のへなちょこ台風ではびくともしなかったし、「米の収量」計算の根拠になる1株あたりの穂数、単位面積あたりの株数ともに大きな数字になっているようだ。ただ、かわいそうに農場主の意識が薄いので実際の数字は認識されていない。だから収量だって当てずっぽうのにらみでしか出せないのである。ただ、すでにわざわざ手で植える必要は全くないという認識に変わってしまったことは事実である。しかし、もっと注目しなければならないことは、4号の田植えから1ヶ月遅れで補植した苗が立派に育っていることだ。その頃まで捨てずに取ってあった苗も25cm程度まで育っていたから苗自体に力があったことと、田んぼも地山が出るほど土を削らずとも作れたから、自然の肥料が貯まっていたからだと思う。今年は乳苗1本植えをやろうとしたが苗が育たず、大きさだけ乳苗並みの稚苗を植えたことに大きな問題があったが、来年は播種時期を早め大きく育てつつ田植えを遅くしてみるという方法もありと考え始めている。それも、当然田植機利用で。