今回の休み(6日間)の間に稲刈りを2回、脱穀・籾摺りを1回やった。必要な機械は揃ったので、それをつなぎながら仕上げていくのだが、なかなか大変な作業である。

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 当家の稲刈りスタートは「バインダー」から始まる。小型の手押し車というボリューム感のこの機械は、並んでいる稲を順次刈り取って、ある程度まとまったら麻紐で縛って脇に置いてくれる仕組みだ。紐のセット方法は聞いていなかったので、何かトラブルがあると困るなと思いながら使ったが、そのあたりは全く問題がない。田んぼに凹凸がなくてまっすぐ植わっていれば実に簡単に束ができていく。しかし実際にはそうなっていないのが世の常だし、乾きが悪くてぬかるんでいるとたちまちタイヤが沈み機械は曲がりたがる。がんばって直そうとするが、何本かは踏んづけて泥だらけになったりしてしまう。また、倒れかけた稲も刈れないことがあるし、刈れても茎の長さが短くなって穂の位置がずれ、後の作業の時に支障ができる可能性がある。ということで、これまでの2回についてはバインダーに因らないトラブルで余分な時間が必要になった。もともと端や角は手で刈る必要もあり、機械で刈れたのは3分の2といったところである。
 手で刈る作業が並行するが、紐で結ぶことが結構厄介である。今回は最初でワラがなかったため麻紐を使ったが、どうもワラでやった方が後々の緩みもなくていいような気がする。麻紐で結んだ束は干しているときに緩んでかなりの穂が下に落ちてしまった。機械と人のどちらが上手かはまだ判明していない。今週末から人の方は稻わらに変更してみる。
 
 稲を刈った後は連続動作で干すことになる。コンバインという機械ならば刈り取り後脱穀して籾のみとし、ワラはカットして田んぼに播くらしいが、当家ではそこまで進歩していない。まあ、天日でゆっくり干してうまい米にしようとこだわっているわけだが、1反5畝を何回に分ける位の小規模農家ならともかく、何町歩も持っている農家ではちょっとこんなことはやってられないな、というのが後のプロセスも含めてやってみた感想である。
 干す仕掛けだが、「オダ掛け」とか「はざ掛け」など、地方によって固有の呼び方があるようだが、竹や木で物干し状の頑丈なものを作り、それに稻束をかける。当家の場合は、最初の3畝分についてはフェンスで代用したが、その次のロット(150平米程度)では、竹を組み合わせてオダを作って干した。棚とする竹はかなり太いものにしたので、稻束は広がって紐が締まり抜け落ちる稲が少ないようである。これで適当な時間干すことになる。1番目のロットは、18日に刈って21日の午後から脱穀作業にかかったから干す期間は短かったかもしれない。天候悪化への懸念、人手の確保、早く食べてみたいなどがあったため早めに刈ったのである。いただいた乾燥機があるんだが、灯油バーナーが点火しないため修理中で今回は出番なしだった。
 
 稲刈りの第1段階はこんなところだ。タイミングだが、田んぼがちゃんと乾いていればあまり問題はないと思う。タイミングといえば、刈り取りよりも前の「落水」のタイミングの方が微妙で素人にはわかりづらい。これについては、一通り収穫とそれのあと作業が終わった段階でとりまとめて書くようにしたい。