既報の通り、タヌキが入ってきていた。いた場所は1号と2号の間の畦、2号田んぼの手前にはモミガラ袋を積んであるが、その向こうにいた。出くわしたときの距離は10m以内。向こうはすぐに逃げ出したが、あぜ道は2号田んぼからは1m位上がったところになり、畦の上は凸凹だから走りにくいのか、それとも太りすぎで体が重いのか、こちらが走れば追いつくくらいのスピードだった。しかしこちらは、タヌキがいること自体が面白くてついつい追いかけるには至らず、見とれるような感じだった。
 ずっとシカとウサギが現実の害獣、イノシシが警戒対象だったので、タヌキは想定外だった。まだ被害があったのかどうかもわからないので、習性などを調べることやどう防御すればいいのかを考えなければいけない。
 
 これまで気になりながら放置していたことがあった。それは野菜の切れ端や割れたカブなど、色々な残さを畑の一角に置いていたのだが、これをやめることにした。大多喜の家で発生する生ゴミとともに使用済みのモミガラ袋に入れ、米ぬかや油粕なども加えてボカシにして畑や田んぼに返すようにするつもりだ。これは獣害対策でもある。放置してあるクズを食って、その延長で畑に生えているものまで食べられることは防ぎたい。稲の苗から食べはじめて田んぼにまで入り込んでいたシカや、落花生に最後までつきまとったウサギの被害を繰り返さないようにしたい。タヌキもそのあたりから居着く可能性がある。田んぼの向こう側まで追っていったが、ロケット花火をとばしてもなかなか逃げずにこちらをみている。よっぽど執着があるのか、あるいはこちらの力を見切っているか、どちらだろう。