これに関しては基本的に水奉行マターだが、田んぼの配水とも関連するしユンボ稼働予定日まで日数もないことから、概略を整理してディテールの検討を依頼することにした。

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 今年は沢水で9割程度をまかなえたということも考慮し、田んぼの面積増を企てる(吸水量も増える)けれども、基本的に全量沢水でまかなう方向で考えている。もっとも農事用電力の従量金額はそれほど多くはないため、契約期間を任意に決められることを利用して基本料金も減らすことを考えている。このため、入口池、川水池の止水や接続箇所の塩ビ管利用を前提とする。池の止水については、水奉行からすでにベントナイトを利用するとの提案がきているので、資材の手配を行う段階である。塩ビ管は圧力はかからないためライト管(呼び径75)を使用。各田んぼの前池は適当な大きさの汚水桝を探そうと考えている。漬け物樽でもいいが塩ビ管との接続などに工夫がいると思う。

 田んぼへの給水については、今年の2号以降の一筆書き方式を改め、不足分を前池から補充する1号の方法に改める。これにより田んぼの水温をなるべく下げないようにするつもりだ。また、太径のライト管でつなぐけれども、大雨の際の水量はかなり多いため、各田んぼの西側にオーバーフロー出水口を設け、各田んぼより直接川に放水する。

 概略はこんなところである。取水堰周りや池の止水処理などはユンボではなく手作業になるので後回しでもいいだろう。