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 昨日現在の苗の状況である。横浜の家で育てていた苗箱が38枚、会所で追加したものが6枚だ。横浜から運んだ分はできが悪く、苗代に並べたときは惨憺たる状況といってもいいほどだったが、気候もよくなったせいか、肥料を撒いたからからか、ずいぶん元気になってきている。ただ、もともとマダラになっていたところ、生えていなかったところはそのままになっている。ただでさえ薄播きだから欠株の発生は覚悟してはいたが、とてもじゃないけれど田植機で使えそうにないものが半分くらいはある。田んぼ4枚のうち2枚くらいは手植えでやらなければならない可能性もある。
 ということで、今朝なんでも相談所(農機具屋)に探してもらうよう依頼した。度々書いているように世の中の人たちはかなり早く田植えをしているようだから、もし余っていても既に処分してしまった可能性が高く、「去年は760㎡くらいは手で植えたので、そのくらいは覚悟しておこう」、などと考えていたのだが、夕方前に「20枚は見付かったから押さえましょうか」と連絡が入った。
 昨年は乳苗でやろうとして失敗、中途半端な小さい苗を無理やり植えた。今年は、薄播きに挑戦したまではよかったが、どうも燻炭を厚くかぶせすぎたようで発芽しない苗が予想以上に多かった。来年は苗を作るということをもっとじっくり研究してみなければならない。今回いただける苗はどういう状態かはわからないが、わけもわからずすぐに終わってしまった田植機の操作などもじっくり考えながらやるチャンスができたし、こちらで作った薄撒きの苗との比較もできそうだし、とてもありがたい状況になった。それにしても農機具屋さんのネットワークはすごいものである。