最新の「現代農業」に茨城大学農学部の先生が書いていた記事を読んだが、ちょっと気になっていたことと関係がありそうだ。まず、エンドファイトというものは何かを受け売り的に書いてみよう。これは植物の体内で生活する微生物(細菌類など)のことらしい。ちょっと前にTVで同じような話を聞いたが、そのときは確か根粒菌を例として挙げていたと思う。インターネットで確か早稲田の先生が書いていた記事も読んだ覚えがある。細菌と植物が互いに相手を呼んだりするコミュニケーションを行うなんていうことも書いてあった。
 さてこのエンドファイトだが、植物の中に棲付いてアミノ酸などの窒素源から植物が吸収できる窒素に変換してその生育を後押しするらしい。反対に、植物の光合成でできる炭素類はエンドファイトに取り込まれるという共生関係があるようだ。植物が直接吸収できる化成肥料などではこうした相互協力関係は成り立たないらしい。

 さて、私がずっと疑問に思っていたことは、玄米アミノ酸やGS酵素という不思議な資材がなぜ植物の生長に役立つのかということだったが(実際に役立っていると感じている)、このエンドファイトを活性化させ、ひいては植物の生育にも役立つものということではないかと思いついた。この酵素系の効果については、冬野菜で比較テストをしてみようと考えている。圃場を4分割して、GS酵素・玄米アミノ酸・中国産黒酢、この3種類をそれぞれ撒きながら育ててみようと思う。