自分たちが生息していた水がなくなるという大変動を経た生き物たちの動向については、ずっと気になっているところだ。3号田んぼ以外は何とか水が枯れない場所を作っておいたのだが、そこでうまく生き延びたドジョウやイモリ、昆虫類がかなりいたようだ。しかし、次第にその数は減っている。アオサギや蛇に食べられている可能性もあるが、パイプ経由で下の田んぼに落ちて行った可能性も大きい。実際に、3号から4号に流れ出る延長50m近くのパイプラインの前後ではドジョウを見かけることが多い。

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 ということで、最終的な避難場所となっていると思われる4号田んぼの出口池を整備してみた。といっても、田んぼの中の一角だから、付近のイネを刈って水が自然にゆっくりと流れるように底浚いをした程度だ。こういう状況では、袋小路状の水路や足跡などは彼らにとって大変危険な存在になる。水位が下がると出口がなくなって干からびることになるからだ。
 おそらく上の各田んぼから落ちてきたドジョウや、4号に広く生息していたメダカはそれぞれ相当な数になっており、過密状態といってもいいくらいだ。沢水は、各田んぼへの給水は終了したとはいえ、非常に少なくなっているため4号の最後に入ってくる水は極めて少ないが、当分このまま様子を見るしかない。稲刈りなどが一段落したら、彼らの越冬に向けて対策を講じる予定である。
 
 メダカについては、シロメダカとクロメダカの両方が住み着いている。シロメダカの親はドジョウと一緒に購入した10匹のうち、メダカ天国(地獄)の甕に入れなかった数匹で、彼らが4号田んぼの中でどんどん子孫を増やしたのである。黒メダカの方は、近所の農家で分けてもらった6匹くらいが、やはりメダカ天国で命を落としてしまったのだが、藻に産み付けられた卵が孵ったものを田んぼに移住させ、それが子孫を生んだものだ。メダカはやはり田んぼがいいようである。