当農場では、古代米(黒米・モチ米)とうるち米(コシヒカリ)を作っているが、気をつけていてもどうしても混ざってしまう。うるち米に黒米が混ざった場合には、精米することで目立たなくなるし、うちの黒米はモチ米だから食感としてはプラスだと思うので辛抱していただいているが、基本的に精米をしない黒米に白米が混ざっているのは何とかしないといけない。割合としては大したことはないのだが、非常に目立つのである。写真は、白米などを取る作業のために皿に入れたところ。
 
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 しかし、じっくり見るとうるち米だけではなく、白変した(らしい、乳白米というヤツか)黒米や割れ米なども混じっている。白米ではなかなか気づかないけれど、こうやって黒米の中から探すと目立つのである。世の中では一等米が少なく出来が悪いといわれているようだが、うちの米も夏の異常な暑さの影響などで苦労したのかもしれない。ちょっと調べたところでは、投熟期(当農場においては8月頃だった)の異常高温と胴割れ米の割合には相関関係があるようだ。ただ、天日干しの具合や機械(特に籾摺り機)の調整などの可能性もあり、あらためて研究してみることにした。
 混入については一度簡単に書いたことがあるが、一番あやしいのはハーベスターである。籾摺り機や選米機では、掃除をすればそれほどひどくは混じらないようだ。ハーベスターを掃除したかというと、実はしなかったのだが。そろそろハーベスターも掃除して納屋の奥にしまう時期なので、じっくり構造をみてみることにしよう。