これまでの2年間、うるち米としては「コシヒカリ」を栽培してきたけれど、更にうまい米を作ろうという意図から、「ミルキークイーン」または「ミルキープリンセス」という、いわゆる低アミロース米に変更しようと考えている。どちらも基本的にコシヒカリ系ということだから栽培上の問題はないだろうと思うし、まだ手探り状態でやり方が確立しているわけではないから、今年の諸々をフィードバックさせていけば良さそうである。
 
 作り方については、生き物と米作りの関係をより一層オーバーラップさせていこうと考えている。すでに米ぬかや稻ワラを撒いたりして、まずはプランクトン類を発生させ連鎖の底辺を作ろうとしている。水に浸かったワラのあたりには、すでに泳ぎ回る微生物類が観測されている。そのうちイトミミズも発生すると期待している。
 
 来年の苗作りは、今年あまりうまくいかなかった薄播きに再度挑戦し、成苗まで育てた上で田植えをしようと考えている。田んぼのうち2枚は冬季も湛水するから、そこには不耕起で手植えという形を取ろうとしているが、今年は楽な機械植えをやったから、元に戻れるかが課題である。ただ、一尺二寸角くらいの疎植にすれば出来るんじゃないかと考えているし、疎植の効果も期待している。ただ、このあたりは田植えを手伝ってもらうカミサンの意見も聞かなければいけない。
 
 今年は5俵/反だったから、まだまだ量的には少なめだ。農薬や化成肥料を使わないという前提があるので、これから先どこまで量的な拡大が可能かは不明である。ただ、目指しているのは安全でうまい米だから気にはしていないけれど、やっぱり減るのは面白いことではないから、いろいろ実験するのは今のうちというところである。