ゆるりゆるりと来年の米作りのことを継続的に考えている。前にちょっと触れたように、岩澤信夫さんの「冬季湛水・不耕起移植栽培」に共感を覚えて資料を読み漁っているところだが、千葉県が調査した在来の稚苗移植栽培との比較を行ったレポートなども出てきた。収量や肥料・農薬の量、生き物の数や費用の比較などがあって、興味深いところである。不耕起の方は米ぬか+α、農薬ゼロとシンプルなのに対し、在来の農法では肥料・農薬とも色々である。ラジコンヘリによる空中散布も当然含まれている。結果として、虫や生き物の数には大きな差がある。不耕起の方は、生育や樹勢が旺盛な割には登熟不良も多く精玄米重量は変わらない、という書き方をしているが、化成肥料や農薬なしでも同じだけ穫れるということは凄いと受け止めている。苗作りに時間がかかったり、草が出てきそうな懸念はこのデータからも推測できるが、やはり虫や生き物が棲める田んぼでコメを作ることのメリットや意味を考えると、努力のしがいがありそうだと受け止めてみたい。

 今日も現地では、弱いが雨は降っているらしい。絶対に涸れない水源があるため冬季湛水が可能ということはとても幸運なことだし、米で生計を立てているわけでもないということもあるから、やってみるしかないだろうと考えている。ただ、湛水は1号と4号の2枚だから、来年は2号3号を今年のやり方で行い、両方やってみて見比べるということになる。再来年のことは1年後に考えることにしよう。