これは1962年にUSAのヒットチャートに入った曲の名前、コミックの題名ではない。歌手はマーシー・ブレーン (Marcie Blane : 本名 Marcia Blank) といい、アルバムも出ているが、ほとんどこの一発のみで消えていった人。1948年生まれの私は、中学生の頃にこの曲に接する。当時、父親の仕事の関係で徳島にいたのだが、実験放送中だったFMからテープレコーダー(ステレオでもないオープンリールタイプのヤツ、イメージできる人はそういないだろう)に「エアーチェック」して、テープがすり減るほど聴いていた曲だった。比較的最近まで、「オールディーズ」のCDも、この曲が入っていると買っていたほどのお気に入りだった。何度か書いている「iPodの内容整理」でも、重複する曲を1曲のみに絞るという処理をずっとやっているが、この曲だけは例外でステレオバージョンとモノバージョンの他に、トレーシーウルマンという英国の歌手のカバーまで入れている。どんな曲かという説明は割愛するが、何ともホワーンと癒される曲とだけいっておこう。
 
 そんな状況だから、時々思い出して youtube で「Bobby's Girl」を検索してみたりするのだが、肝心の Marcie Blane が実際に歌っている映像はまだ発見できていない。まあ、VIDEOもなかった時代だし、仕方ないのだろう。ただ、こうして youtube をみていると、この曲を愛する人は結構多いらしいこともわかってきていた。その昔、アメリカの音痴のおばさんが「DownTown」を唄った映像が評判になって日本のTVでも流れたことがあったが、この曲にもそういうFANがいるらしく、カバーしたプロの曲に混じって自分で唄ったものの録画もアップされている。そんな中で今回はちょっと不思議なものが見つかった。それは「噂のチューチューBOY(Bobby's Girl)」という題がついた映像で、4人組の普通のお嬢さんが、めいめいの私服で登場し、この曲を歌うのである。声も歌も悪くない、というかこの曲には自然にあったスタイルといっていいだろう。私は以前から、須藤薫さんというこの分野の曲を歌わせたらきっと右に出る人はいないはずの(元)歌手が歌ったらいいのにと思っていたが、この人たちのバージョンもありだと思った。

 それで色々調べてみたところ、このグループはプロであり、エンジェルス(東京天使)という9名のグループだった可能性があることを発見した。中の一人は奥貫薫という名前で今も芸能活動を継続中らしい、私は知らないけれど。前に書いたように youtube で見つけた映像は4人だから同じグループなのかどうかは不確かだが、一応 amazon で エンジェルス(東京天使)の中古CDを見つけて注文してみた。ついでに調べてみると、どうやら伊東ゆかりもEP盤でカバーしていたようだが、中古ショップでつけられていた価格は¥4,800 となっていた。さすがにそこまで広げようとは思わない。ということで、効き始めてから50年、音楽の息は永いものである。