30Km/L のデミオが来年に発売になるというニュースが最近報じられた。ハイブリッドのFITが30Km/L で、何だハイブリッドなのにそんなものかとがっかりしていたところである。来年の発売が見込まれるVITZのハイブリッドはもう少しましではないかと期待していたが、デミオはハイブリッドでもEVでもないというからちょっと驚いた。
 最近は車と少し距離ができていて認識不足だったが、去年の東京モーターショーに発表していた新エンジンが、その主役らしい。昨年の発表では、ガソリンエンジン・ディーゼルエンジン・自動変速機の3つの重要な要素についてスカイコンセプトという名称を付け概要を発表していたが、今現在は自社のHPにそれぞれの要点をまとめたものがある。これによると、DとGどちらのエンジンも圧縮比が14という驚くような数字である。今までの常識だと、ガソリンエンジンは10以下、ディーゼルエンジンは20以上だったし、そもそもどちらも圧縮比が同じということに驚かされる。
 この会社、大昔はロータリーエンジンを実用化したことで有名になった。私にとっては、ロードスターを出したということでとても身近になった。それと、あのルマンで優勝したこともあった。最近は、i-stop というアイドリングストップ装置で実質燃費を下げたりして、異彩を放つ部分はあったのだが、こんどのエンジン自体の効率化には喝采を送りたい。大昔からいろいろなメーカーや技術者が隅々まで研究を尽くし、新技術などないんじゃないかと思っていたけれど、よくもまあそんなことに知恵と資金をつぎ込んだものだ。なんだか、強打者相手にど真ん中に快速球をズバッと投げ込んだピッチャーを見たような気分である。ハイブリッドや電気自動車よりも画期的なことではないかとすら思う。