会所農場の内輪話だが、最近流行しているものが二つある。一つは「ムカゴご飯」。発端はこの間の日曜日だった。山に播こうと思っていたムカゴが3袋あったのだが、食事当番としてうどんを作っているときに試しに1袋の半分をツユに入れてみたのだった。本当は蕎麦と合うように思ったけれど、1名蕎麦嫌いがいてうどんにしたのだが、それでも相当な好評を博した。播いても出るかでないかわからないムカゴに否定的反応を示していたカミサンが、ご飯に入れてみようということで、さっそく夕方のご飯に残りの半分が入った。更に帰るときに1袋を横浜でのムカゴご飯用に持って帰ることになってしまった。昨日はそれを使って、更に黒米も入れて赤飯バージョンができていた。
 このムカゴご飯はなかなかうまいのである。ムカゴの味は自然薯とほぼ同じでそれほど、ご飯の中にパラパラ混じっている状態ではさほど味が濃いわけではないが、ほのかにうまい。季節の味というのだろう。今頃ムカゴを播いているくらいだから農場で穫れるのは何年もあとだが、楽しみができた。また、直売所に寄るときもムカゴを買うのが楽しみになった。
 
 もう一つは、ダイコン葉のラー油炒めである。ダイコンの葉を細かく切って、酒や醤油、ごま油や味醂などを混ぜて炒める。そのあと、今はやりの食べるラー油をまぶすのである。これがあるとご飯が足りなくなる。今の時期、とくに米はうまいのだが太りそうで怖い。