今年は、岩澤信夫さんの「不耕起でよみがえる」を参考書として、できるだけ野生的な苗を育てようと考えている。去年を振り返ると、我々が作った苗は薄播きにした籾がバラついていたことに加えて、その上に被せた燻炭が厚すぎたために虎刈り状態となり、機械植えでは欠株が多発しそうで、よその農家で不要になった苗箱を譲ってもらって田植えをしたりしたが、結果的には水苗代で育てた当農場のイネの方がずっと元気だったことから、その延長で色々やり方を検討するうち、不耕起栽培を柱とするこの農法に行き当たったのだった。
 まだ3年目だから、これまでの2年も無茶なことをやってきたけれど、やってみるなら今のうちという気持ちもある。しかし、この2年で感じたのはイネという植物の元気で融通無碍なことだ。感心するほどである。彼らが自由に育つ環境を作ればうまい米を作ってくれるから、とにかく任せてみることにしよう。もう、はやくも今年のイネとの付き合いが待ち遠しくて仕方がない。そんな不思議な魅力のある植物である。

 それではディテールを確認する。一番目の仕事は塩水選と浸種だ。播種を3月末頃と考えているので、3月に入ったら籾を水に漬けることにする。今年は沢水に浸けることにしよう。ネットに入れて池に放り込んでおけばいいだろう。

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 3月後半に風呂で芽出しをしたあと苗箱に播くのだが、今回は種まき機を使用する、まだ届いていないが。目標は70g/箱・湿状態である。2.5葉期まで横浜で育てたあと会所の田んぼに作った苗代に移す。6~7週間で5.5葉期の田植え用成苗ができあがるはずだ。

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 田植えについては、一昨年は6割手植え4割機械植え、昨年は1割手植え9割機械植えだった。今年はどうなるかは未定だ。1と4号(面積で2/3)は田植えまで湛水状態として田起こし・代掻きをやらないつもりなので、ここに機械植えができない可能性がある。nakakaneさんに手配してもらってポンコツ管理機を貰い、古株の間の田植え場所を帯状に耕運できるようにしてあるので、これがうまく働けばいいが、最悪の場合手植えもやむなしである。2と3号については昨年と同様の機械植えは可能。苗はどちらにも使えるはずだ、うまく育てば。田植えの予定は5月の後半を予定しているが、気候次第である。

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