色々なところから(主としてQ&AのHP)から、竹の保存というキーワードで、色々な方法をピックアップした。本当は出典などを記す必要があるかもしれないが、今のところちょっとそこまでは手が回らなかった。あくまでも私自身の参考資料として、ここに挙げておくことにする。
 秋にはオダの台や棟用として使うのだが、複数年使うつもりなら、乾式の油抜きくらいはしないと折れたりする危険性がある。去年は何カ所か折れてしまったが、古い竹もあったし、新しい竹でも折れたものがあった。でも、火で焼いて油を拭き取るというのもなかなか手間がかかりそうで、やる前から無理そうと思ってしまう。
 
①生け花や室内装飾で竹を使用する場合には、切り立ての丸竹の節下に小さな穴を開けて水やアルコールを入れて緑色を長持ちさせる方法がとられている。

②硫酸銅や硝酸銅を用いて葉緑素のマグネシウムイオンを銅イオンに変換して色を固定させる処理方法もある。これは、伐採直後の青竹材を湿式油抜き処理(苛性ソーダ0.03%程度で煮沸)を行って、直ちに表面の油脂分をウエス等で拭き取った後、さらにクレンザー等で竹表面を磨いて油脂分を除去し、1~3%の硫酸銅溶液に浸漬して20分程度煮沸する方法である。処理後は水洗いして乾燥すれば薄緑色が保持される。ただし、重金属を使用しているため、食品衛生法の規定により食器や容器等への利用はできない。

③年中青竹の炉用蓋置を扱っているところの説明では、密封して冷凍保存をしているそうです。密封するのは冷凍焼けを防ぐ為。冷気に当たると色あせの原因になる。

④細工用として使用する材料は山から切り出したばかりの「青竹」ですが、この青竹も3月から6月にかけて伐採したものは水分が多すぎるため虫やカビが発生しやすくなり、作品としての品質が悪くなります。そこで、昨年の10月から12月にかけて伐採した良質な竹を少しづつ集めて、我が家で青竹を保管するようにしました。過去二年間での試行錯誤の結果では、青竹の保存状態がよければ伐採後半年程度は籠作りの材料として使用できることが分かりました。

⑤青竹の新鮮さをできるだけ長く維持するためには、
    空気の流通をよくすること、
    太陽光線に当てないこと、
    雨に当てないこと、
    地面に当てないこと、が最低条件のようです。
 このような条件を満たすために、家の軒下のスペースを利用して地面に左右二本づつ杭(長さ1m、厚さ5cm程度、杭と杭との間隔は30cm程度)を二メートル間隔で3箇所に打ち込み、高さ40cmのところで杭と角材をネジクギで止め、長さ6m強の青竹が乗るようにしています。これにより、青竹の備蓄が3ヶ月分程度確保できました。
 
⑥湿式油抜きは、苛性ソーダを入れた熱湯に竹を入れて10~20分程煮込む、という方法です。苛性ソーダとは、別名水酸化ナトリウムと言います、強いアルカリ性の物質で劇薬として有名ですが、石鹸の材料として欠かす事の出来ない物です。苛性ソーダは水や酸素と混ざると発熱しますので、それに触れると火傷を負う事になりますし、目などに入ると失明の危険性もあるので保護マスク、保護眼鏡、保護手袋着用し、 取り扱いには細心の注意が必要です。ぐつぐつと煮る事で、アルカリ性の苛性ソーダは汚れの油分と反応し、石鹸を発生させ、蛋白質などを分解する事で、汚れと油分が同時に取れていきます。
釜から取り出したら、冷めないうちに手早く籾殻や濡らした布などで油汚れを丁寧に拭き取ります。冷めてしまうと汚れが極めて落としにくくなるので湯気の出ている間に拭き取る必要があります。しばらくすると、竹の青々しい色が徐々に美しい淡緑色へ変化していきます。

⑦乾式油抜きは、直接火にあぶり油を滲み出す方法です。竹を回しながらムラにならないように熱し、 乾いた布等で素早く拭き取ります。直接火に当てるため、焦げてしまわないように常に注意して熱していかなければならず、とても時間と手間のかかる方法です。拭き終えたら日陰で保存します。
 乾式油抜きで油抜きをした竹は、湿式油抜きのそれよりも光沢が出るのが特徴です。その反面、湿式よりも強度が増すために柔軟性がわずかながら失われてしまいます。