米については昨年秋から検討を重ね、1号と4号田んぼ(面積で3分の2程度)を冬季湛水とし、不耕起栽培を目指している。品種についてもこれまでのコシヒカリに加えてミルキークイーンの導入を予定するなど、2年間のやり方を一部踏襲するけれど、新しいやり方も採用することにしている。単位収量では平均以下だったが、自給自足量をある程度上回る収穫を得たため、新しい試みに取り組む余裕ができたというところである。やり方が相当変わるので、あまり安心していられるわけでもないが、まあまあ米についてはやりながら考え工夫をしていくことができるように感じている。
 今年の大きな課題は野菜である。これまでの2年間、私の主たる役回りは田んぼと米であり、畑の関係はカミサンということで、畑のうち手が回らない部分(上の畑と借り畑のかなりの部分)を私が片手間でやるというパターンだった。田んぼ仕事の合間だからどうしても不十分な部分があり、草や害獣の被害にあったこともあって、私の管轄した畑のパフォーマンスはかなり低いものだった。今年はまだ週末農業を脱することができないため制約はあるが、畑についても、もうちょっと丁寧にやることにした。力の入れ具合からいうと、
        田んぼ  畑   その他
 2009    50%  10%  40%
 2010    60    20   20
 2011    40    40   20
その他とは米・野菜に直接かかわらない仕事、造成なども含むインフラ的なもの、草刈り、山や竹藪のメンテなど。これは全体の2割程度では少ないと思うけれど、週末の二日が基本ではこれ以上割けない。全体的なレベルアップは専業になってから。田んぼの仕事はちょっと減らすことにして、その分を畑の仕事に回すという考えだ。
 野菜については、無農薬・有機栽培ということにこだわってはいるけれど、商品と考えると質・量ともにもうちょっと向上させる必要がある。まあ、いまの横浜直売所の状況からみて、量よりは室のアップにつながるような手間のかけ方を考えるつもり。先週末、畑の面積確認も今一度やったところだが、とりあえず作付けと配置の計画検討を手始めにやるところである。