昨日から引き続きいろいろ検討している。基本的には沢の流域に降る雨の総量を推定し、それがどのように流出するかを考えてモデル化するという作業である。であるから、考える要素としては ①降る雨の量 ②流出する量と時間的変化 ③直近の雨以外の水量 それ別で検討してみる。
 
 昨日書いたように、流域面積は7000平米である。降水量1mmにつき7立米という計算になる。ただ、それは一気に流れ出るわけではなく、徐々に減りながら流出すると考えられる。あと、沢に流出する以外に、蒸発したり地下に浸透していわゆる地下水になるものもあると思われる。そんなことを考慮しながら、前回のモデルを使用してパラメーターの推定を行ってみた。
 その結果、当初の単位時間当たり流出量としては0.05立米/時、毎日の低減率は0.75が一応の最適値ということになった。新モデルでは、まずこのパラメーターから毎日の降水量がどの程度の量で沢に流出するかを計算する。これは、日々の雨が次第に減少しながら流出するという要素の計算である。(降水量実現値) この数値の累計は、降水量の7割弱に収斂するが、感覚的にはそんなものだと思う。
 次に、30日累計降水量の数値を用意する。これはどちらかというと長期的な傾向値といったもの、地下水の滲出のようなものかも知れない。(長期傾向値) 沢に流れ出なかった残りの3割が徐々に滲み出すという感じで、これも適当ではないかと感じる。
 それで、降水量実現値と長期傾向値を利用して重回帰分析の手法により実績値と降水量等の関係をモデル化してみた。結果は、

新推定値=0.141846
    +0.502628×降水量実現値累計
    +0.007861×30日累計降水量

実現値と30日累計降水量は同じモンじゃないか、という突っ込みはくる前に自分で指摘しておこう。推定値と実績値を見比べてみると次のようになる。これで見る限りは、所々にかい離は見られるけれどおおむね同傾向、実用になりそうだが。まあ、2009年については、取水口や配管の障害が頻発していたし、異常値が多かった。もうちょっとファインチューニングの余地があると思うが、もう疲れてしまったのでこの辺で手を打とう。

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