大昔は小銭はズボンのポケットにジャラジャラと入れて歩く習慣だったが、ポケットの中の小ポケットがぼろぼろになったり、ポケット自体が破れて中身が裾から落下するなどのトラブルが頻発したため、いつからか貰いものの小銭入れを使い始めた。控えめなマークから「ロエベ」と思われるが、興味も縁もないブランド物で唯一身に着けているものがこれである。

bfe6389b.jpg


 以前は色々便利に使わせてもらっていた小銭入れだが、最近出番が減ってきた。それはお財布携帯を使うことが増えたからである。細かい金のやり取りも年齢とともに面倒になてきたことが拍車をかけている。スイカが使えない場合は、同じ理由で小銭入れから拾わずに札を出して釣りをもらうことの方が圧倒的に多い。自動販売機で買うときは、向かって歩きながら小銭を取出し、12枚の10円玉で缶コーヒーを買ったりすることもあるが、小銭入れは常時満腹状態である。ご覧のようにオジサンのおなかのようにプックラと膨らんでいる。
 先ほど久しぶりに中身をチェックしたところ、見慣れない硬貨が出てきた。6枚あった五百円玉の一つが、他と全く違うギザの形状を持っていたのである。見てみると、
 
6f57b6a0.jpg

 
0c2ff89d.jpg

 
 一応五百円と日本国という文字が見える。インターネットで調べてみると、どうやらブラジル移民百年を記念した硬貨で、2008年に発行となったもののようである。昔はそんなものが出るというと大騒ぎだった気もするが、そんな時代じゃなくなったということだろうか。まあ何らかのご縁なので、間違えて使わぬよう目印をつけて小銭入れに戻した。