前の週末と今回の週末、田んぼ中で騒いでいたヤマアカガエルたちは、昨日夕方にはすっかり静かになってしまった。田んぼに入って探してみたが、冬眠から起こされて寝ぼけマナコのヤツが数匹見つかった程度。どこかで冬眠の続きに入ったのだろう。ずっと寒かったから集中的だったんじゃないかと思われるが、今年の繁殖期間は終了したらしい。
 しかし、卵は湛水中の1号4号の田んぼの両方に広がっている。1号よりは4号の方が多いが、ドジョウたちの越冬対策で4号の水深確保を重視したので、浅めの1号を避けた親たちが多かったのだろう。それにしても、アカガエルに限らず、カエルの親たちはのんきである。卵の時代もオタマジャクシの時代も、水がなくなるという危険、トリなどの餌になるという危険があるのだが、産んだ後はいっさい関知しないらしい。こちらなんぞは、毎々田んぼの水を絶やさぬよう気を使ったり、水が凍りそうだと池に移したりという具合に親代わりをやっているんだが、カエルの連中にはきっと解るまい。