水撃ポンプが気になっているが、考えなければならないのは電気にとどまらずエネルギー全体の調達と消費であると思い始めている。再生可能エネルギーとは、自然界に存在するエネルギー源で、人類のスケールに比して事実上枯渇しないものをいうらしい(wikipediaより)が、会所農場を想定して現実的に考えると、やはり水力と太陽光(熱)ということになるだろう。風力も候補にはなるが、電気に変換して実用的に使うとなると、ちょっと障壁は高そうだ。
 水については、田んぼに引いている沢水と川の水の2種があり、実際のところは風力利用と同様の問題はあるが、すでに違う形で利用していることもあり、精神的に取っつきやすい気がする。沢水でパイロットプラント、川で実用化といった段階的導入もできるだろう。
 もう一つの太陽については、温水を作るといった熱の利用は比較的容易だが、毎日使うという生活スタイルではないため、費用対効果に問題があるだろう。太陽光発電は、国家政策的にも推進策が必須と思われるし、条件次第で取り入れたいところだが、それでなくとも財源難の状態に加えて復興財源が必要となることから、過大な期待はできないだろう。しかし、原発後には絶対に浮上するとみている。
 
 忘れてはならないものがある。それは燃料だ。街中と違い会所では、薪・炭・木切れ・竹などを熱源として使うことに大きな障害はない、人間の手間は別。これまでも、タケノコを茹でたりするには購入した炭などを使ってきたが、これなどもはるばる外国から輸入されたものなどではなく、自前のものを使うようにしたいし、電気やLPGを使っている部分についてもそういう見直しを進めたい。せっかくある囲炉裏などは見直して活用する余地がありそうだ。

 ということで、食物以外の部分についても自給自足的考え方の適用余地がある、一つ残念なことは、昨年給湯機を交換したときに前と同様灯油炊きのものにしたことだ。確か薪も使えるものがあった気がする。まあ、薪割りなんかしている暇はなさそうだけれど。