土曜日にキャブのOHを行い、エンジンの始動と連続運転の確認をしてあった動力散布機を、昨日の午後田んぼに連れ出して動作の確認をしてみた。とりあえず撒くものといえば、田植え後の補植を済ませたあとなので米ヌカくらいである。

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 田んぼの横に並べておいた切り株が機械の置き場にはなかなか具合がいい。ここに載せてヌカを入れ、エンジンを始動させて担いでみた。米袋半分程度の米ヌカだが、かなりの重量である。担いで手がかりなしに立ち上がるのは腰痛の持病持ちとしてはちょっと怖い。横の切り株に手をついて立ち上がる。
 回転を上げ、粉のレバーを開けると米ヌカが吹き出してくるが、それほど大量ではない。結構薄めに出てくるという感じだが、米ヌカはサラサラではないからこんなモノだろう。一応1袋を4枚の田んぼに撒いたが、この前シャベルで振りまいたときは6袋だったから、その程度の薄さである。もう少し出る量を増やすよう研究してみよう。それと、サラッと流れない米ヌカでは、まだ残っていても出ないことがしばしばある。そのため、跳んだり跳ねたり揺すったりして、粉の吸込口に米ヌカを送り込む必要がある。結構巨大な機械を背負ってピョンピョンするのは、他人から見たら結構おかしな光景だと思われる。
 しかし、この機械の風量と風速はかなりのものである。運転中に手にあてると、米ヌカがすごい勢いで皮膚に当たり痛いほどだ。筒先を向けると何でも吹き飛ばされそうになる。草刈りあとの掃除とか収穫後の整理をして落ちた泥を飛ばすとか、そういった用途にも使えそうだ。ただ、気楽に使うにはちょっと重すぎるかな。それと、使ったあとの掃除は厄介ではないかと思う。まあ、吹き飛ばすのが簡単かもしれないが、ブロワーがあるならブロワー代わりには使わないだろう。まあ、色々考えて活用してみよう。