今朝の会所周辺は20ミリ/時間程度の豪雨に見舞われたらしい。昨日の夕方時点で沢水は8.4秒/6L=3.3立米/毎時とピークからは若干減っていたが、朝の雨で最大値まで戻っているはずだ。田植えの前までは少雨傾向で、川水に依存せざるを得ないと設備の増強までしたのだが、皮肉なものである。

 土曜日から補植のために沢水を止めて水位を下げたが、これでまた田んぼの水位が上がっているだろう。今回は、田植えのあと、一回目の補植のあと、それに今回、何度も雨のために水が増えて水位が上がっている。しかも、沢水はかなり温度が低いため、田植え後すっきりしない天気が続いている状況の中で、イネも元気が出ないようだ。特に4号田んぼは、不足分のみ継ぎ足す仕組みの他の田んぼと違い、冷たいままの沢水が必ず縦断・通過するため、低温の影響は大きいと思う。見比べると、1~3号と4号のイネには顕著な差がある。前者の苗はほとんど立ち上がっているのに、4号の方は結構寝たまま、消えたものもいる。
 まあ、丈夫なイネのことだから早晩盛り返すはずだが、今年の結果によっては、4号をバイパスするルートをちゃんと作り、4号にも減った分だけ水を足すという仕組みに変更することも考えたい。
 去年は早めに田植えをされた方は低温傾向で苦労があったらしいが、今年は逆のようだ。私のように田植えが遅いケースはかなり少数派に違いないが、遅いほうがいいことばかりではないことを学習した。