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 今年の米作りについてはまだ4割程度しか経過しておらず、これからまだいろいろな問題は発生するはずだが、今の時点で気づいたことを書いておこう。
 コナギが多い4号について言うと、根の張り方が弱い感じである。同じように去年もおととしも草を取ったが、今年のイネはどうも頼りない。泥に手を突っ込んでコナギの根を抜くのだが、どう見てもイネの根よりも立派な株が多い。そして、傍にあったコナギを抜いたりすると、頼りないイネはそれだけでよろめく感じなのである。そこで、手で根をつかんでエイッと押し込んだりしている。2週間前にカリ肥料は撒いたが、それほど状態は変わっていない。1号田んぼは、明らかにもっとしっかりしたイネに育っており、2号もほぼ同様、3号がちょっと問題ありで4号はもっとひどい感じだ。上から下にだんだん悪くなる傾向がある。
 今の田んぼの状態は、目指しているところの疎植が実現できており、その点では文句はないのだが、このように根が張っていないままだったら、倒伏などの危険性もある。田植え後の反省で、直後に天候不順が続いたため、沢から冷水が流れ込んだという原因を考えていたが、やはり田植えの時の機械の設定や水のレベルなどをもっと煮詰める必要があるだろう。
 1号などはほとんど手植えというくらいに補植をしたといっていたカミサンの意見では、もっと大きく育てて手植えがいいというもの。腰に難のある私としては機械は使いたい。現時点では根張りが足りないイネが、結局どうなるかを見極めて来年のやり方を考えたい。