会所農場は3度目の夏休みを迎える。8/13~21は、もう一つの仕事が休みで、この期間中基本的に農場で過ごす予定だ。どうしてもやらなければいけないこともいくつかあるけれど、そろそろ田舎の夏を楽しむということも視野に入れてみたい。なにしろ、田舎暮らしのルーツの一つは、小学校時代から始まった父親の田舎(兵庫の山奥)での夏休みが楽しかったことだし。

 その舞台は山と川である。山についていうと、春に野生ランを見に行ったとき以来、ほとんど足を踏み入れていない。恐らく、獣たちが毎夜闊歩しているはずだから、山蛭もいるだろうけれど、やっぱりちょっとは手を入れて、気持ちのいい林にしておきたい。昆虫も集まっているだろうし。
 もう一つの川だが、川に降りる竹藪を含め、タケノコの時期以来近付いてもいない。毎日川の水には世話になっているけれど、夏はやっぱり川に入っての「ガサガサ」が楽しい。前に作った四手網もいよいよ出番かな。沢水を受ける池に松葉藻が発生し、居心地がよくなったらしくメダカも田んぼの方に降りて行かなくなった。川の魚やエビを取って池に放すのもやってみたいことの一つである。

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 もう一つはプールの準備だ。プールといってもビニール製で、屋敷の庭に据えて水を入れるだけのことだが、弟たちがコストコで買ってきたそれは相当量の水を呑みこむため、出の細い井戸水では結構時間がかかる。それに20℃以下の井戸水ではすぐには入れないから、1週間前に水を張って温めておくといったことも必要である。まあ、喜ぶのは、本来私ではなく孫や甥っ子の子供たちなんだが、農作業の合間に水をかぶるのも、実は気持ちがいい。
 さて、作業の方だが
 現在最も気になっているのはイノシシ対策だ。先週末に西側(山側)100mについてほぼ電気柵の設置を行ったが、もう一か所気になっている北側休耕田沿いの境界にも電気柵を設置しなければならない。そんな程度なら通常の週末でもできるが、今回は期間も長いため、効果の確認などもきっちり行うつもりだ。というのは、今回設置を進めている電気柵はより線3段のみの簡易なもので、本当にイノシシを排除できるかどうかについては疑問もある。場合によってはトタン板を並べるようなことも考えなければならないだろう。いずれにしろ、今度の盆休みを過ぎると、9月後半から始まるイネ刈りの時期まで大きな手直しはできないから、完全な防御体制を確立しておきたい。あとは、ヒマさえあれば草刈りと田畑の草取り。それに昼寝も予定に入れておかなくては。