最近は電気柵職人といってもいいくらいである。この1ヶ月ほどで250m位設置している。そんな状況だから、材料や手順などもほぼ固まってきている。ここでは柵の作り方を説明しておく。電線以外は専用のものを使っていないので、おそらくコストについては最低限といってもいいと思う。
 支柱については、園芸用のイボ付きポール(φ=20㎜、L-2.1m)を使用するが、端部や角の柱にはφ=30㎜の防獸杭を使うこともある。引っ張り力が強くかかるためである。

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 絶縁体は、カインズホームブランドのウエーブクッションシートを切って使う。60×90cmのものを6×9cmに切る。1枚(¥798)から100枚できることになる。

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 ワイヤーは、カインズホームで売っているより線(¥3980/500m)を使っている。今のところ、インターネットでもこれより安いものは見つかっていない。
 
 設置の手順を説明する。まず、端部と隅のポールを立てる。一応、地中に50cm程度は打ち込んでいる。次に、地面から20cm、50cm、90cmのところに絶縁体をロックタイ(200㎜)でとめ、片側の端により線を結びつけて、隅の柱に掛けながら反対側の端により線を結ぶ。合計3本のより線を同様に張る。

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 次に、端と隅の間に追加のポールを立てていく。大体5~10m間隔で適当に立てるが、傾斜部分や凹みなどは適当に増やして立てる。ポールは害獣側から見て内側に立て、指定の高さに絶縁体を巻き、より線と一緒にロックタイでとめる。最後に、3本の線をより線でつないで柵は完成。
 
 なお、ウエーブクッションやロックタイは、陽射しや風雨にさらされる状況では耐久性はそれほど期待できないので、たまにはチェックする必要がありそうだ。