まだ三年生の百姓だが、イネ刈りが終わるとほっとするのは新米だけじゃないだろう。ほっとしてはいるけれど、もう来年のことを考えている。基本はイネに任せるのだが、実はいつもイネのことを考えている。種モミを播くずっと前からイネ刈りの寸前まで、考えている。
 しかし、考えていることがすなわちイネのためになるとは限らない。最初の年など、乳苗を植えるといって完全に水没するような苗を植えて、まるでいじめのようだったけれど、イネはちゃんとコメを作った。ちょっと少なめだったけれど。
 2年目は普通にやったつもりだったが、どうやらイナワラ・モミガラ燻炭・コメぬか・鶏糞堆肥などの量が少なかったようで、ちゃんとできたけれど相変わらず収量は少なめだった。
 3年目の今年は少し考えて、途中で肥料を撒く「への字」でやってみて、ゴリラのような姿のイネになり、どう考えてもうまくできたのだけれど、シカ(イノシシかも)に3分の1くらい踏み荒らされて、まだ結果は判らないが去年ほど取れればいいという具合。
 でも、イネは大したもんだと思うのは、どういう状況でもコメは何とか作ってくれること。これは不思議な能力だ。新米百姓が作っていてもちゃんと応えてくれるのには恐れ入る。それと、私の場合は無農薬。確かに、草はゼロではないし、イネドロオイムシは去年も今年も出た。週末しか面倒を見ないのに、それでもイネたちはびくともせずコメを作った。イネに農薬は無用なんじゃないかとすら思う。
 来年も、ちょこっとイネの手伝いをして、おいしいコメを作って貰うつもりだ。こんな楽しく面白く、ちょっとはらはらしながらわくわくするコメ作り、皆さんもやって見ませんか。
 
 
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