昨日が最終出勤日、今年の最終日ではなくサラリーマン生活最後。1週間ほど前、「あと3日で終わりだ。」とつぶやいたら、それを耳にしたカミサンから「何か感慨はないのか」という問いかけがあった。考えてみたけれど、ふしぎなほどそれがないと思っていたが、いよいよ最後となってもなんだか淡々としていた感じだ。
 身辺整理は終わっているので、空っぽの引き出しをガラガラ開け閉めしていたら、なんだか引っかかる感じがした。しゃがみ込んで一番下の引き出しの奥を覗いたら、なんだか色々なものが向こう側にへばりついている。手を突っ込んで引き出してみると、古い名刺や書類などがグシャグシャになっていた。私の引き出しは、ほとんど一方通行で一度入れると出すことはないといってもいいほどだったから、机の方がこんな逃げ道を作ったようで、上に載せられたものが奥におとされ、年輪のように集積していたと思われる。
 本当は、引き出しの底の更に下、机をドケると露出する床の上にも何か落ちている可能性は高いが、捨てるのが適当というものばかりに違いない。あとは、産業廃棄物として始末してもらおう。会社は半日で終わらせ、南麻布の友人のラーメン屋(どらいち)で昼食、その後人形町の医者の友達のところに行ってくスリを処方してもらい、サラリーマンとしての最後の日は終わった。さあ、こちらは産業廃棄物にはならずに百姓に転身だ。

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