正確にいうと定年は3年前、その後3年間は再雇用という形で引き続き同じ会社にいたから、都合40年と9ヶ月サラリーマン生活が続いていた。それを暮れで終了して1ヶ月が経過した。わずか1ヶ月だが、生活は大きく変化したのでそのあたりを考えて整理してみよう。
 まずは時間が完全に自分のものになったということが大きな変化だ。最後の方は結構自由にやっていたつもりだが、それでも自分以外の要素で予定や行動は影響を受けていた。それはほとんどなくなったといってよいだろう。家族との摩擦も、当家の場合だとほとんど問題とはなっていない。もともと農場での行動は完全に別で、必要なときに協力しあう形なので、今のところはその延長になっているのだろう。ずっとこのままかどうかは、現時点では判断しづらいところである。
 そのことと関係があるが、何かやろうと思うとかなり集中できる感じだ。やはり、平日の昼間に仕事があるというと、時間のかかるものでは細切れになってしまうし、どうしても片手間感が生まれてしまうんじゃないかと思われる。今年になってやったことは、いずれもあれこれ色々考えながらできているように思う。作ったばかりの看板についていえば、サラリーマン時代なら平日の夜をつぶしたりしても結局メインは週末の作業だから、2週末ぐらいはかかっていたかもしれない。それが1日で完了、そんな感じだ。
 その他、気になっていることは体重の増加だ。農場にいるときはそうでもないが、横浜の家にいるときは、ついつい間食をしてしまう嫌いがある。暇なのかもしれない。つられてカミサンも体重増となっているようで、間食禁止につきあうよう求められている。私自身は怖くて体重は量れていないが、増加していることは明らかだ。
 あとは、通勤時間がゼロとなったことはやはり大きいだろう。私の場合は、始発に乗り換えたり、始発の出る駅に回ったりしていたから、3時間以上/日を費やしていたので、生まれた時間的余裕は大きい。ただ、通勤時も考える時間や文章を書くという使い方をしていたから、いくらかはそれ等が不十分になっているかもしれないが、はっきりした変化は今のところ感じ取れない。
 ということで、比較的忙しい農場での暮らしと、ちょっとのんびりしながらまとまった仕事や勉強をやる横浜の自宅での生活が、ほぼ適当な割合で始まっている定年後1ヶ月である。


 
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