アメリカ旅行の6日目、月曜日だったが娘が勤めを休んでつきあってくれ、ペンシルバニア州ランカスターのアーミッシュが住む地域を訪ねてみた。ワシントンからは1時間半くらいの旅程である。

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    隣は大型小売店チェーン「ターゲット」の店舗

 最初に、ランカスター郊外のショッピングセンター内に作られたビジターセンターに行ってみた。ここは、実際のアーミッシュの家を移築し、その周辺に典型的な農業施設などを配置した、いわば小型のテーマパークである。家の中を移動しながら基本情報を教えてくれるツアーがあり、それを一応聞いてみたが残念ながら2割程度しか理解できない。若干は予備知識があったので、それで補う。

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    アーミッシュらしくない格好の説明者、横須賀に半年ほどいたことがあるらしい


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    確かに電気も電話も引かれていない

 その後は教えてもらったルートをたどって、アーミッシュの農場の多い地帯をくるまで走ってみた。起伏のある農地がずっと続いている中に、ところどころ家が建っている。アーミッシュの家の特徴は、電気や電話の線が引き込まれていないこと、屋外に洗濯物が干してあること、くるまでなく馬車が置いてあることらしいが、どうもくるまがあるじゃないかとか電気を引いているじゃないかといった見方をしてしまう。しかし、何しろ昔風のやり方を護り、新しいものは慎重に取り入れるという生活をやっているようだ。

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    アメリカでは屋外に洗濯物を干すのは少数派らしい

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 一つの典型が馬車である。走っている途中やミートショップにいるときなど、結構な台数の馬車と遭遇した。黒塗りの馬車の中は暗くてよくわからないが顔だけ白く見えて、いずれも奥さんが乗っていたようであった。道路には馬車専用レーンがもうけてあり、そこをかなりの速さで走っている。グルグル回っていて、畑を耕している人も見かけたから(馬4頭立てで!)、馬車には乗っていなかった男性達は農作業中と言うことかもしれない。

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    この馬は賢く、バックの方向転換をこなしていた

 駆け足で、そばを通っただけという訪問だったが、電気を使わず車も使わず、昔唐の生活様式をベースに自給自足の生活を送っている人たちが、かなりの数(20万人)もいることすら知らなかったので、新鮮な驚きだった。1年前の大災害から電気を中心にいろいろなことを見直さねばならない時代に入ったと思うが、アーミッシュ達の存在を知り、それを参考にして自らのやり方を再考するのは意味があることだろう。

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ということで、帰ってきてから復習のために調べたURLを載せておきます。
 
アーミッシュとは

アーミッシュのハッカーたち




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